中国の工場やサプライヤーとのやり取りは、言葉の壁だけが問題ではありません。「伝えたはずのことが伝わっていない」「前に決めた条件が食い違う」——こうしたすれ違いが、納期遅れや不良、余計なコストに直結します。
この記事では、個人・小規模で中国輸入やOEMをしている方に向けて、工場とのやり取りで失敗しないための実践的なコツを7つに絞って紹介します。翻訳ツールの使い方より一歩踏み込んだ、”現場で効く”内容です。
1. 結論と数字を、いちばん最初に書く
中国の担当者は多くの取引先を同時に抱えています。長い前置きから入るメッセージは後回しにされがちです。「何を・いつまでに・いくつ」を最初の1〜2行に置きましょう。
例:「①型番A-100を②500個、③9月15日までに出荷できますか?」のように、番号付きで要点を先出しすると、返信の抜け漏れが激減します。
2. 1つのメッセージに用件を詰め込みすぎない
5つ質問すると、返ってくるのは2つだけ——よくある話です。重要な確認事項は番号を振って箇条書きにし、「それぞれ番号で答えてください」と一言添えると、回答率が上がります。
3. 言葉より、写真・型番・図面を先に出す
「あの部品」「この色」を文章で説明するより、写真や図面、型番を1枚送るほうが100倍速く正確に伝わります。サンプルの不良を指摘するときも、問題箇所を丸で囲んだ画像が最強です。
4. 相手の言語で”要点だけ”でも添える
全文を中国語にする必要はありません。ただ、金額・数量・納期といった最重要の数字は、相手の言語でも併記しておくと誤解が減ります。翻訳の精度に不安があるときは、数字と単位(个・元・天など)だけでも中国語にしておくと安全です。
5. 決めたことは必ず”文字”で残す
電話やボイスメッセージ、口頭の合意は、後で必ずもめます。単価・数量・納期・支払い条件はチャットやメールの文章として残すのが鉄則です。「先ほどの電話の確認です」と書いて、合意内容を箇条書きで送り返しておきましょう。
6. 時差と祝日(とくに春節)を計算に入れる
中国とは1時間の時差があり、さらに春節(旧正月)前後は2週間ほど工場が完全に止まります。この時期に納期を設定すると確実に遅れます。国慶節(10月初旬)や労働節(5月初旬)も同様。年間スケジュールに祝日を先に書き込んでおきましょう。
7. 「記録」を制する人が、取引を制する
取引先が増えるほど、「A工場とは単価いくらで合意したか」「あの用語は何を指すか」が思い出せなくなります。やり取りの履歴・約束・専門用語を工場ごとに整理して残せているかが、トラブルの起きやすさを分けます。
頭やバラバラのチャット履歴だけで管理するのには限界があります。ここを仕組みで解決すると、やり取り全体が一気にラクになります。
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BOMEKOは、中国・海外工場から届いたメッセージを貼るだけで、日本語の要約・緊急度・返信文の下書き(相手の言語)を作り、工場ごとの「約束・用語・進捗」を自動で記憶するツールです。あなたの代わりに”覚えておく”係になります。
まとめ
中国工場とのやり取りは、①要点を先に ②番号で整理 ③画像を使う ④数字は相手の言語でも ⑤合意は文字で ⑥祝日を計算 ⑦記録を残す——この7つを押さえるだけで、すれ違いは大きく減らせます。まずは次の1通から、意識してみてください。
