初回商談で言葉に詰まる、あの気まずい沈黙
画面越しに工場の担当者がニコニコ待っているのに、こちらは「挨拶の後に何を言えばいいんだっけ」と頭が真っ白になる。翻訳ソフトを開く間に会話のテンポが崩れ、結局当たり障りのない相槌だけで30分が終わってしまう。そんな経験がある方は少なくないはずです。初回商談は内容そのものより「スムーズに進んだかどうか」の印象が、その後の価格交渉やサンプル対応の丁寧さに影響します。この記事では、中国語・英語それぞれで使える定番フレーズと、商談の流れに沿った実践的な手順をまとめました。
商談前に準備すべきこと
フレーズを覚える前に、最低限の準備をしておくと会話の負担が大幅に減ります。
- 自社の希望仕様・数量・予算レンジをメモ化し、画面共有できる状態にしておく
- 相手企業名・担当者名の読み方を確認しておく(音声ツールでも可)
- 通訳アプリやチャット翻訳を別ウィンドウで待機させておく
- 商談の目的(価格確認・サンプル依頼・OEM可否の確認など)を一文で言えるようにしておく
商談の流れに沿ったフレーズ集
1. 挨拶・自己紹介
中国語では「您好,很高兴能和您视频沟通(こんにちは、ビデオでお話しできて嬉しいです)」、英語では「Thank you for taking the time to meet with us today.」が定番です。堅すぎず、相手の時間への感謝を一言添えるのがポイントです。
2. 目的の提示
最初に用件を明確にすると、相手も準備した資料を出しやすくなります。中国語なら「我们想确认一下产品的起订量和单价(数量と単価を確認したいです)」、英語なら「We’d like to confirm the MOQ and unit price for this item.」が使いやすい表現です。
3. 仕様・品質の確認
曖昧な表現は後のトラブルの元になります。中国語「这个材质和图片上的一致吗?(この素材は画像と同じですか)」、英語「Does the material match what’s shown in the photos?」のように、具体的な比較対象を入れて質問するのがコツです。
4. 価格・納期の交渉
いきなり値引きを求めるより、条件を絡めると進めやすくなります。中国語「如果我们订1000个,价格可以优惠吗?(1000個注文したら値引きできますか)」、英語「If we order 1,000 units, is there room for a better price?」が実務でよく使われます。
5. サンプル依頼
サンプルの扱いは誤解が起きやすい部分です。中国語「我们想先订购样品确认质量(まずサンプルを注文して品質を確認したいです)」、英語「We’d like to order a sample first to check the quality.」と伝え、送料負担の有無を続けて確認しておくと安心です。
6. クロージング・次のアクション確認
商談の最後は必ず次のステップを言語化しましょう。中国語「今天先到这里,详细内容我们邮件确认(今日はここまでにして、詳細はメールで確認しましょう)」、英語「Let’s wrap up here, and we’ll follow up with the details by email.」で締めると、議事録代わりにもなります。
商談中にありがちな失敗と対策
- 相槌だけで進めてしまい、後で「合意したはず」の内容が食い違う→要点はその場で復唱して確認する
- 価格の話を急ぎすぎて品質確認が後回しになる→仕様確認を先に終えてから価格交渉に入る
- 翻訳ツールの文章をそのまま読んでしまい棒読みになる→短いフレーズを事前に覚えて自然な間で話す
- 商談後にメモを取らず内容を忘れる→終了後すぐに要点を箇条書きで残す
商談後にやっておきたいこと
- 話した内容を箇条書きで整理し、相手に確認メールを送る
- 価格・数量・納期など数字が絡む部分は特に明記する
- 次回の商談日程や連絡方法を記録しておく
- 工場ごとのやり取りをファイルやメモにまとめ、次回以降すぐ見返せるようにする
初回商談は一度きりではなく、その後何度もやり取りが続く関係のスタートラインです。フレーズを丸暗記するより、「どんな場面でどう言うか」の型を持っておくことで、画面越しでも落ち着いて話せるようになります。
やり取りの記録と翻訳、もっと楽にする方法
商談のやり取りは積み重なるほど、過去にどんな条件を伝えたか、どの工場でどんな不良があったかを思い出すのが大変になります。BOMEKOは、中国・海外工場とのメッセージを貼るだけで日本語要約や返信文の下書きを作成し、工場ごとの過去のやり取りや単価、不良履歴などを記憶として整理できるSaaSです。2026年夏の公開に向けて先行登録を受付中なので、商談や交渉のやり取りをもっと負担なく続けたい方は、情報をチェックしてみてください。
