中国輸入の専門用語辞典|MOQ・FOB・EXWの意味と使い方

執筆者:

カテゴリ:

「この略語、何の意味だっけ?」と検索し直す前に

工場とのチャットで「MOQは500pcsです」「FOB Ningboでお願いします」と言われ、意味が分からず検索窓を開いた経験はないでしょうか。取引の度に略語を調べ直す、意味を誤解して見積もりの前提がズレる、こうした小さなつまずきが積み重なると交渉のスピードも信頼関係も落ちてしまいます。この記事では、中国輸入・OEMの現場で頻出する専門用語・略語を、実務でそのまま使える形で整理します。

価格・数量に関する用語

MOQ(Minimum Order Quantity)

最低発注数量のこと。「MOQ500pcs」と言われたら、その工場は500個未満の注文を基本的に受け付けません。交渉の余地がある場合も多く、「初回はサンプル評価のため300pcsでお願いできますか」のように具体的な数量と理由をセットで提示すると通りやすくなります。

FOB(Free On Board)

本船渡し条件。工場が指定港(例:FOB Shenzhen)で貨物を船に積み込むまでの費用を負担し、それ以降の海上運賃・保険は買い手負担です。見積もりに「FOB」とだけ書かれている場合、日本までの送料は別途自分で手配・負担する必要があります。

EXW(Ex Works)

工場渡し条件。工場の倉庫で商品を受け取った時点から先の輸送・通関・保険はすべて買い手側の手配・負担になります。FOBより単価が安く見えても、国内輸送費や輸出手続き費用が別途かかるため、総コストで比較することが重要です。

CIF(Cost, Insurance and Freight)

運賃・保険料込み条件。指定した仕向港までの海上運賃と保険料を売り手が負担します。初めて輸入する場合はCIFの方が総額を把握しやすく、トラブル時の責任範囲も分かりやすい傾向があります。

物流・支払いに関する用語

FCL(Full Container Load)とLCL(Less than Container Load)

FCLはコンテナ1本を貸し切る方式、LCLは他社の荷物と混載する方式です。発注量が少ないうちはLCLでコストを抑え、月間の輸入量が増えてきたらFCL切り替えのタイミングを検討するのが一般的な流れです。

CBM(Cubic Meter)

立方メートル。海上輸送の運賃計算の基準単位で、商品の梱包後サイズから算出します。工場に「1カートンのCBMを教えてください」と聞けば、輸送費の概算見積もりがしやすくなります。

T/T(Telegraphic Transfer)

電信送金。中国輸入で最も一般的な決済方法で、「T/T 30% deposit, 70% before shipment」のように前払いと出荷前払いに分けるケースが多く見られます。

L/C(Letter of Credit)

信用状決済。銀行を介した取引のため安全性は高いですが、手続きが煩雑でコストもかかるため、高額・大型案件でない限り個人〜小規模事業者にはT/Tが主流です。

品質・生産管理に関する用語

  • OEM(Original Equipment Manufacturing):委託者のブランドで製造すること
  • ODM(Original Design Manufacturing):設計も含めて工場側が担うこと
  • QC(Quality Control):出荷前検品のこと。第三者検品会社への依頼も一般的
  • PO(Purchase Order):正式な発注書のこと
  • Lead Time:発注から生産完了までの日数

用語を取り違えないためのチェックリスト

  1. 見積書に記載された貿易条件(FOB/EXW/CIFなど)を必ず確認する
  2. MOQが「1色あたり」か「全色合計」かを工場に確認する
  3. Lead Timeが「生産開始から」か「発注確定から」かを確認する
  4. T/Tの支払いタイミングと割合を契約前に文書化する
  5. CBMベースの送料か重量ベースの送料かを事前に確認する

略語は「知っている」より「確認する」が安全

専門用語の意味を覚えることも大切ですが、実務で最も事故が減るのは「工場に確認する習慣」です。「FOBの意味は分かっていますが、今回の見積もりはどの港を指しますか」のように、理解した上で具体的に確認する一文を添えるだけで、認識違いによるトラブルを大きく減らせます。

こうした略語や条件のやり取りは、チャットやメールの中に埋もれてしまい、後から見返すのが大変だという声もよく聞きます。BOMEKOは、中国・海外工場とのメッセージを貼るだけで日本語要約や返信文の下書きを作成し、工場ごとの過去のやり取りや単価、不良履歴などを記憶として蓄積できるSaaSです。2026年夏公開予定で、現在先行登録を受け付けています。専門用語のやり取りが多い中国輸入・OEMの実務を、記録に残しながら効率化したい方は、リリース情報をチェックしてみてください。

WHY BOMEKO

工場とのやり取りが、ここまでラクになる。

届いたメッセージを貼るだけ。あとはBOMEKOが、あなたの"やり取り係"になります。

01

貼るだけで要約

中国語のメッセージを貼るだけで、日本語の要約と緊急度がひと目で分かる。

02

返信も下書き

伝えたいことを書けば、相手の言語で自然な返信文を自動で作成。

03

工場ごとに記憶

約束・単価・用語・進捗を工場ごとに自動で記録。"言った言わない"が消える。

04

要対応を通知

返信が必要なメッセージを、LINEやメールでお知らせ。対応漏れを防ぐ。

無料でBOMEKOを試す(先行登録)→

※ 早期登録の方には、公開時に優先してご案内します。