初回メールを送っても返信が来ない、というあるある
アリババやMade-in-Chinaで見つけたサプライヤーに問い合わせを送ったのに、1週間経っても既読無視。テンプレートをコピペしただけの長文を送って、結局スルーされた経験がある方は多いはずです。中国のサプライヤーは1日に数十件の問い合わせを受けており、「読むのに時間がかかる」「何を聞かれているのか分かりにくい」メールは優先順位が下がります。返信率を上げるには、内容の丁寧さよりも、担当者が3秒で要点を判断できる構成にすることが重要です。
返信率を上げる基本構成
初回メールは「自己紹介」「欲しい商品の specification」「発注可能な数量感」「知りたいこと(価格・MOQ・リードタイム)」の4点を、短い段落で分けて書くのが基本です。長い前置きや過剰な礼儀表現は不要で、むしろ要点が埋もれる原因になります。
件名の書き方
件名は担当者がクリックするかどうかを決める最重要ポイントです。「Inquiry about ○○(商品名)- MOQ and Price」のように、商品名と知りたいことを明記します。「Hello」「質問です」のような曖昧な件名は開封率が下がります。
本文の書き方
本文は5〜7行程度に収め、以下の順で書きます。
- 自分の会社・事業の簡単な説明(1行)
- 探している商品の型番・仕様・写真の有無
- 想定する初回発注数量(大まかでも良い)
- 知りたい項目(単価・MOQ・サンプル代・リードタイム)を箇条書き
- 返信を促す一文(例:Looking forward to your reply with price list)
すぐ使える例文
以下は英語での初回問い合わせ例文です。中国のサプライヤー担当者は英語でのやり取りが一般的なため、まずは英語で送るのが無難です。
件名:Inquiry about Bluetooth Speaker Model XYZ – MOQ and Price
本文:
Hello,
We are a small retail company based in Japan, importing consumer electronics.
We are interested in your Bluetooth Speaker (Model XYZ) shown on your product page.
Could you please share the following information?
- FOB price for 100 / 300 / 500 units
- Minimum order quantity (MOQ)
- Sample cost and lead time
- Production lead time after order confirmation
Looking forward to your reply.
Best regards,
(会社名・氏名)
より丁寧な印象を与えたい場合は、簡単な中国語を一文添えるだけでも効果があります。「您好,感谢您的回复」(こんにちは、ご返信ありがとうございます)程度で十分です。
返信率を左右する細かいポイント
本文の内容以外にも、返信率に影響する要素があります。
- プロフィール写真・会社名が明記されたメールアドレスを使う(フリーメールのみだと信頼度が下がる場合がある)
- 初回から値下げ交渉を持ち込まない(まずは価格表・条件を出してもらうことに集中する)
- 質問数は4〜5個までに絞る(多すぎると回答の手間がかかり後回しにされやすい)
- 送信タイミングは中国の平日午前(現地時間)を狙う
- 1週間返信がなければ、同じスレッドで簡潔なリマインドを送る
返信が来た後の初動チェックリスト
返信をもらえたら、すぐに次のアクションに移れるよう準備しておきます。
- 提示された価格・MOQ・リードタイムをスプレッドシートに記録する
- サンプル依頼をする場合は送付先・支払い方法を明記する
- 不明点は1メールにまとめて質問し、往復回数を減らす
- 担当者名・部署・連絡手段(WeChatなど)を控えておく
やり取りの記録が交渉力になる
初回問い合わせで得た情報は、その後の価格交渉や複数サプライヤーの比較材料になります。逆に、記録が残っていないと「前回いくらと言われたか」を思い出せず、交渉で不利になることもあります。特に複数の工場に同時に問い合わせている場合、誰にどこまで伝えたかの管理が煩雑になりやすい点は注意が必要です。
こうしたやり取りの管理を効率化したい方向けに、BOMEKOというサービスが2026年夏の公開を予定して先行登録を受け付けています。中国・海外工場とのメッセージを貼るだけで日本語要約や返信文の下書きを作成でき、工場ごとに過去のやり取り・単価・不良履歴などを記憶として残せる設計です。初回問い合わせから交渉、量産後のトラブル対応まで、やり取りの履歴を一元管理したい方は、公開前の情報として一度チェックしてみてください。
